アンタレスステークス2012の世界では、と言うよりも近年みられるクラシックシリーズ戦線でもそうですが、西高東低というバランスの上に成り立っています。
西高東低、つまり関西が優勢にあり、関東が劣勢にあると言うそのままの意味ですね。
このきっかけとなった人物は、大西騎手です。彼は、2006年に騎手引退を表明して、ここから西高東低のバランスへと変化していきました。
大西騎手はかつてダービーでの優勝経験を持つ関東の実力派でしたが、今回の引退により関東にはダービー優勝騎手はおろか、目覚ましい活躍を収める騎手がいなくなりました。
3歳馬のクラシックシリーズが設けられ、それから初めてバランスが傾いた瞬間でした。
1990年代、日本ダービー優勝を果たしたのは関東だけで3回もあります。しかし、1997年にサニーブライアンが優勝を果たして、12年後の2009年に横山騎手とロジユニヴァースでの優勝までの間に、関東騎手でのダービー優勝はありませんでした。
10年以上関東勢の勝ち星が無かったと考えると、この頃から劣勢を強いられていたのかもしれません。
関東は美浦厩舎を拠点としていて、ポリトラックコースや坂道コースなどを増設して、早々と競走馬の強化に取り組んだり、騎手のレベルアップを図っていました。
その努力の成果もあってか、重賞勝利数や通算勝利数では関西勢と肩を並べるぐらいにまで来ています。
しかし、日本ダービー優勝という一部分に限ると、2010年と2011年は関西勢に軍配が上がります。
関西勢の実力やレベルは年々増してきているように思えますが、関東勢も持てる力が未だ存分に発揮できていないだけで、今の西高東低のバランスもいつ崩れるかは時間の問題かもしれません。
馬将
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04.04.2012
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